2025年9月8日、恒例の笠間自然薯研究会の圃場見学会を開催しました。
今年は台風の影響で日程が変更となり、そして猛暑の影響を考慮し取材担当が圃場を訪問する形式で収穫に向けて生育状況を確認しました。
(※ここ数年は9月上旬でも猛暑のため、高齢の会員が多いことを考慮し訪問形式に変更しております。)
今年も連日の猛暑で若干の水不足感はあったものの、全体的に見ると生育は順調に進んでおり、9月以降の天候次第では、今年も「笠間のじねんじょ」特有の粘り、風味ともに濃厚な新物自然薯が期待できる状況といった印象です。
笠間自然薯研究会では、ここ数年の猛暑の影響も想定し、9月以降の圃場管理について情報交換しました。
Contents
圃場の現状と今後の展望
自然薯の圃場では、緑豊かな葉が青々と繁茂しているので、土の中の自然薯がどんどん伸びているのが予測できます。
特に、9月上旬に「地割れ」している場所は、すでに生育具合が良い状態の自然薯ですので、今後の成長が楽しみなポイントです。
自然薯は夏の暑さを乗り越えた後、秋の涼しさとともに一気に栄養を蓄え、太く育ちます。
このため、秋の天候が非常に重要になります。
しかし、ここ数年は秋と言っても9月はまだ夏という印象(2025年は、まだ猛暑)
10月も気温30℃近くの日もあり・・・
11月中旬でも霜が降りないため、12月にやっと収穫ということが続いています。
ですので、まだまだ自然薯は成長すると予測しています。
自然薯は霜が降りて葉っぱが茶色になった頃が収穫のサインです。
そして霜が連日続く寒さで糖度が上昇し、「美味しくなる」⇒「収穫&お届け時期」となります。
2025年産 新物自然薯の予約について
2025年産の新物自然薯の予約受付は、今のところ10月頃から開始する予定です。
ただし、現時点ではあくまで予定となります。
残暑が続き生育状況に影響が出る可能性も考慮し、最適な収穫時期を見極めてから正式な予約開始日をアナウンスする予定となります。
この点、毎年のことになりますが何卒ご理解ご了承お願い致します。
自然薯は、その年の気候によって一本一本の個性や風味が変わるため、まさに一期一会の食材とも言えます。
笠間市の豊かな土壌と寒暖差の大きい気候が美味しさの秘密でもあります。
今年も笠間自然薯研究会のメンバーが試行錯誤と愛情で育てた自然薯です!
ぜひご期待ください。
予約開始日などの詳細は、決定次第、当ブログにて改めてお知らせいたします。