【取材レポート】2025年産自然薯の種芋植え付け風景 〜笠間自然薯研究会 弓野さんの畑より〜

2025年産 自然薯(じねんじょ)の種芋植え付け風景 笠間自然薯研究会の弓野さんの畑から

今回は、2025年産として11月末~12月に収穫予定となる新物の自然薯(じねんじょ)の種芋植え付け風景をご紹介します!

「真っ直ぐキレイで長い」「粘りが強く濃厚な風味」と評価を頂いている「笠間自然薯研究会の自然薯」
この自然薯の美味しさの理由とも言える「種芋植え付け作業」になります。

地味な作業の繰り返しを数千個繰り返す、地道な作業です。
少しでも身近に感じて頂ければと思います!

畑の土作り&種芋の芽出しからスタート

笠間自然薯研究会の会員 弓野さんの畑は、茨城県笠間市から水戸市の里山に囲まれた静かな場所にあります。

2024年産の自然薯を育てた畑は、今シーズンは休耕させて英気を養ってもらいます。(緑肥を育てます)

2025年産の自然薯を育てる予定の畑は、前年から緑肥を育てて耕し、自然薯にとって最高の環境となるように土づくりをして来ました。

そして、2025年4月の暖かくなる時期から「種芋の芽出し」を進めて来ました。

 

 

厳選した種芋選びと芽出し

植え付けに使う種芋は、昨年収穫した中から特に状態の良いものを厳選
そして、その中からまた種芋にする物は「原種」として別枠で植え付けます。

「芽がしっかり出ているか、傷がないかを一つ一つ念入りに確認してから植え付けます」と弓野さん。

芽が出た種芋は、植え付け直前まで大切に保管します。
適度な湿度と温度を保つことも重要ですが・・・
あまり過保護にせず「自然薯」ですから、文字通りに「自然」にすることも重要かという印象です。

もともと生命力が旺盛な自然薯ですので、芽が出ると元気な新芽が伸びて来ます。

 

いよいよ植え付け作業!

畑に溝を掘り、並べたシートの上に種芋を一つずつ丁寧に並べて行きます。

シートを使った栽培方法は、研究に試行錯誤を重ねて来た「笠間自然薯研究会の真骨頂」と言う感じになりました。

種芋の上には栄養たっぷりの土をかぶせ作業完了です。

簡単そうな作業に見えますが、一つ一つすべて手作業で行いますので、腰や脚に結構な負担が掛かります。。。
しかし、そのお陰で真っ直ぐキレイに伸びた、粘りと風味が濃厚な「笠間の自然薯(じねんじょ)」が出来上がる訳です!

「ここから先は、天候次第」

あと、人間がやることは雑草の管理くらいですが、ここもある程度「自然」に任せた方が良さそうです!

昨年の経験では、雑草の日陰が猛暑を和らげてくれる傾向であることが分かりました。

 

 

今年も美味しい自然薯を目指して 試行錯誤の連続です

今年は約2000本の種芋植え付けが、5月末頃までには終わります。

一番早くに植え付けたところからは、蔓が伸び始まって来ました。

 

これからツルがどんどん伸びて、6月末頃には青々とした葉が広がって風景も見違って来ると思います。

種芋の植え付けが終われば、作業の半分以上は終わった感じで少しホッとしますね!

秋の収穫まで、まだまだ手間ひまがかかりますが、今年も猛暑が気になるところです。

梅雨明けがいつ頃になるか?

台風は何回来るのか?

ゲリラ豪雨に襲われるか?

毎年、心配事は尽きませんが、それを乗り越えた先に「収穫の秋」がやって来ます!

今年も、例年以上の品質の自然薯を目指して栽培に挑んでいる笠間自然薯研究会のメンバー達

引き続き、ご期待ください!

 

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